2012年06月29日

占有離脱物横領?

公園で遊んで帰ろうとしたとき、私の自転車のAmiの座席に、戦隊物の黄色いヒーローのフィギュアの小さいのが変型して鍵になる(たぶん、玩具売り場にあるゲームに使えるんだと思う)玩具がチョコンと置いてあった。

何故ここに?
私はその辺のベンチに置いて帰りたかったんだけど、Amiはその辺の誰かに聞いてみろと言う。聞きたければ自分で聞けば、と言ってみたものの、ま、Amiにしては当然、自分では聞かない。

一応、その辺にいた男の子数名に聞いてみたけど、知らないと言われた。

先日、別の公園でハンカチが落ちていたときは、公園事務所へ持って行った。ずっと以前、近所の公園でブルゾンを見つけたときは、小学生の名前があったので、小学校へ届けようとした途中で、保育園の卒園生に会って「俺、明日、持っていってやるよ」と言ってくれたので頼んだ。

落とし物は持ち主に変えるように手配する。

Amiはわかっているはず。

でも、今回は持ち主もわからない、届けるところもない。

だから。持って帰りたかったらしい。

何故か。

1年以上前の話。まだ時効ではないんだけど。
夫とAmiが二人で公園へ行って帰ってきたとき、赤ちゃんに似せた、安くはなさそうな人形をAmiが抱えて帰ってきたことがあった。

服こそパーカーしか着てなくて、下着のパンツもはいてなかったけど。顔も体も薄汚れてるわけじゃなし。髪の毛もメチャメチャってわけじゃない。

「どーしたの、これ」
と聞くと、夫は、
「捨ててあった」
と言う。はぁ?あの公園にゴミ箱もごみ捨て場もないけど?
「どこに?捨ててあったようには、見えないけど」
と私。
「えー?だって、植え込みのところに落ちてたんだよ」
と夫。
それさぁ……。何かの拍子にベビーカーや荷物からこぼれたんだって……。
「捨ててあったんだよ」
違うよ。また探しに来るよ。
捨ててあるのかどうかって、何日も置いてあったのを知ってるなら判断できるけど、一回見ただけじゃぁ。だって、汚れてないよ。

家に帰って気がついて、持ち主の女の子が泣いてるかも。探しに戻ってきた親が困ってるかも。

普通、そんなの持って帰ってくるか?

どうしても放置できないと娘が言うなら、交番にでも届けようよ。

はっきり言って、それは犯罪。
占有離脱物横領。
落とし物は勝手に自分のものにしてはいけないのだ。

とはいえ、Amiはもう「いちごちゃん」と勝手に名前をつけて、すっかり自分のものにしてしまってる。診断を受ける受けないのまだもっと前の話だけど、その手から人形を奪うのは、大変なことだと想像ができた。

悪いことに、夫は持ち帰りを許したことに、梅雨ほども疑問を感じていない。となると、ここで異を唱えることは、修羅場を覚悟せねばならない。

ゴメン。この子の本当のママである女の子。おばちゃんはあなたの悲しみより、我が家の平和を取ったんだ。Amiにもゴメン。持ち主のわからないものは自分のものにしていいなんていう、とんでもない誤学習をさせちゃったね。

あとで知った。4千円くらいのメルちゃんという人形だった。やっぱり捨てたんじゃないと思う。あんなにキレイなんだもの。私なら、要らなくなったら、他の子の手に渡るよう手配する。

今では、すっかり我が家の一員になってしまったメルちゃん。あの経験から、届けるところがなければ、自分が持って帰っていいとインプットしてしまったAmi。

冒頭で見つけたフィギュアもベンチに置くのではなく、交番を探して連れていくべきだったかもしれない。

しかし。夫のこういう感覚は、まったく理解しがたい。
posted by プルーン at 10:16| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大人のアスベルガー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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