2012年03月07日

初めての臨床心理相談室(2010年6月)

Amiの登園拒否で思いあぐねていた私に、心療内科の主治医が紹介してくれた臨床心理士さんに電話をして予約をした。

電話の印象は、あまりパッとしなかった。なんというか…「来たいならどうぞ」という感じ。今、考えると、通っている間にもずっと持っていた違和感は、ここから始まっていた。

「一緒に考えましょう」という寄り添う態度がなかったのだ。確かに、カウンセリングというものは、クライアントに感情移入してしまっては、よい仕事はできないんだと思う。でも、それと、あくまで第三者的な姿勢でしか見ていないという態度をあからさまにするのとは、ちょっと違うような気がするんだよな。

初回の相談のことは、ほとんど記憶にない。古い分譲マンションの一室の普通の応接室のような部屋に通された。第一印象はよくなかった。主治医の紹介でなければ、怪しい宗教に引き入れられるんじゃないかと心配したところだ。70過ぎ、ひょっとしたら80過ぎかもしれない老夫婦が20年前に開業したというから、一見してそれと分からないようにしたのかもしれない。

迎えてくださった臨床心理士さんは、老婦人。

娘のことで相談と言っていたのに、私が娘を伴っていったのは想定外だったようだ。
「お嬢さんもご一緒なら、部屋を移動しましょうか」
と、一つ上の階の別の一室に案内された。LDKの壁をすべて取り払い、大きな一室になったところに、箱庭療法に使う砂の入った箱、大きな棚に沢山の小さな人形やフィギュア、数々のおもちゃ、なぜかビリヤード台、ピアノ、子どもの喜びそうなものがたっぷり置いてあった。Amiはそこで自由に遊び、その間に中央に置かれたテーブルで初回相談を行った。

私の気になることを一つ一つ説明した。

1, 半月ほど登園拒否状態
2, 3歳7ヶ月。オシッコはトイレでできて、普段は布パンツで過ごすのに、「お母さん、ウンチが出るからオムツに替えて」と、言うことはできるのに、トイレではできない
3, 私と夫、義母限定で、膝に抱くと、抱いた大人の手の甲をつねり続けること
4, 指しゃぶりを常にしていること。大抵、親指
5, 挨拶ができない。よその人にはもちろん、親にも。親には「ありがとう」だけは言える
6, タオルなどを床に敷いて、お人形の布団に見立てるときなど、何十分かけてもどこにも皺なくピシッとなるまでしつこく何度でも直すこと
7, お絵描きや塗り絵(主に保育園でする曼陀羅塗り絵)に使う色が、茶色一色だけ
8, ひらがなの読みを3週間かからずに、覚えてしまったこと
9, 8番以外のことと、1歳から2歳半までくらいの間、うつ病で寝込んでしまって、母親が構ってやれなかったのが影響しているのか心配。そうだとしたら、埋め合わせることはできるのか


この日に話したのは、このくらいだったと思う。

3番4番は、注意したりしないで様子を見ましょう、手の甲をつねられるのは多少痛いでしょうが、とのこと。

9番に関しては、関係はあるかもしれないけれど、これからの関わり方で取り返すことは十分できると言われた。

7番は、実はこの時点では、私が一番気にしていた。3歳児が茶色一色(ピンクや黄色、水色などの明るい色ならともかく)で絵を描くなんて、尋常じゃない気がしたから。その頃、ちょうど阪神淡路大震災のときに、子どもに絵を描きたいときに描きたいように描かせて癒す取り組みが話題になっていて、怖い気持ちを口で言えない子などは、黒一色の絵など、絵から読み取れる情報は多いと言っていた子とも影響していた。
このときは、「よくわからないので、調べておきます」と言われたのだが、結局、未だにその話はなかったことになっているし、聞けない雰囲気だった間に、普通にカラフルな絵を描くようになった。

8番については、私が気にかけているのが発達障害であると察したようで、
「そういうことが問題になるお子さんはね、カレンダーをまるまる覚えちゃったりするのよ。そんなことはないでしょ?」
と言って、一笑に付された。それ以上聞けない雰囲気。

う〜ん。Amiは普通にコミュニケーションできるし、こどもちゃれんじのワークだってサッサとやってしまう。「レインマン」のような典型的な自閉症を心配してるんじゃないんだけどな、と。でも、障害を否定されたのは、その時点では嬉しかった気がする。

あとのことは追い追いと。

初日から不信感だらけ。
でも、信頼する主治医の紹介だし、主治医は娘よりむしろ私自身の心の安定を目指しての紹介だったかもしれない。
そう考えた。

そして、次回からは、若手の臨床心理士さんがAmiを担当し、遊戯療法をするとのこと。併行して、私は別室でカウンセリング、ということになった。

子か親かどちらか一人なら8千円、親子で1万3千円。
せっかくここまで一緒にいらっしゃるのだから、と勧められた。

初回の相談料は1万円。

ずいぶん、お金がかかった。子ども手当てがなかったら、尻込みしていた。

でも、藁にもすがる思いだったから、子ども手当がなくても次回の予約をしたかもしれない。
posted by プルーン at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床心理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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