2012年05月08日

何がそこまで引っ掛かる?

毎晩、本か絵本を読み聞かせて眠るのが、我が家の習慣。これはもう、1歳半にはやってたと思う。うつ病で寝込んでいたときも、ただ寝かしつけよりは、精神的に楽だったから、やっていた。

なにより、Amiは絵と字が書いてあるものが大好きで、おっぱいを飲んでいた頃から、ギャン泣きしたときに落ち着かせるのにいちばん効果があったのが、読みきかせだったから。

発見したのは偶然。ギャン泣きしたとき、たまたま「ひよこクラブ」のカレンダー絵本という付録が目につくところにあって、開いて読んでやったら、泣き止んで釘付けになったのだ。あのカレンダーには、本当にお世話になった。

で、最近は、グレードアップして、字の多い本になってきた。今のお気に入りは「いやいやえん」。図書館で一度借りて2週間読み倒し、次に「くまの子ウーフ」を読み倒した後、またのリクエストで借りてきて2週間目の今日。

幼児用の絵本のときに、毎晩2冊と決めていたので、その流れで、本の中からも目次から好きなお話を2つ選ぶ。選んだのは、
「やまのこぐちゃん」

「ちゅーりっぷほいくえん」
順番にもこだわりがあって、本のなかでは逆なんだけど、この順番で読む。

「ちゅーりっぷほいくえん」
の最後の見開き2ページは、主人公のしげるが守らなかった、ちゅーりっぷほいくえんの約束が17個箇条書きにしてあり、前後に説明文がついている。

この「いやいやえん」トップのお話を読むときは、この箇条書きをAmiが自分で読むのが最近のお決まり。今日もそのつもりでいたけれど、Amiが何か言っているのを、箇条書きのところは読む、と言っているのだと思い込んで、前の説明
「しげるは17個も約束を破って……」
と読んで、箇条書きの番号の最初だけ読んで、
「1, はい!」
と振ろうとしたら、もう、口をへの字にして、
「う〜〜〜っっっっっ!」
と怒りながら、足をジタバタ。

「お母さん、ここ読んじゃったぁ〜〜〜っっっ!!(´Д`)」

すぐに私は、
「ああ、ごめん、どこから読みたかったの?何か言ってたの、気づかなかったよ。も一回、読んで」
と取りなしたんだけど、後の祭り。

そのくらいな〜、許してくれよ〜、素直に〜。
っていうか、この程度のことをサラッと流せないって、流石にまずいと思う。

でも、もうAmiさん、気分を変えることができなくなってしまって、何を言おうとグズグズグズグズ………。

業を煮やした私は、
「じゃあ、今から10数えるからね。その間に期限を直して、自分で読むか、ここへ来てお母さんが読むのを聞くか、どっちかにしないなら、もう電気を消すからね」
と言って、10数えた。

Amiはまだ膨れっ面のまま、ベッドの足元の方に座っている。私が電灯のリモコンに手を伸ばすと、消させないようにわぁわぁ言うけど、キチンと言わないので、消してしまった。

そこから、また長い攻防。

「お母さんがAmiの言うのをちゃんと聞かないで読んじゃったのは悪かった。ごめん。謝る」
「でもさ、謝って、もう一回、どうぞ読んでって言ってるんだから、許してくれてもいいでしょう?」
「このくらいもことで、そんな風にわからないことになっちゃったら、みんなが困るから、Amiもそれで困ることになるよ」

というようなことを話して聞かせ、黙って様子を見る。ずっと沈黙のAmi。また同じように話して聞かせる。黙ったまま。と繰り返すこと数回。眠くもあるだろうに、この根性はなんなんだろう?

20分くらいかなぁ。

これでも長すぎかとも思うし、このまま続けても意固地になるだけと判断して、膝に向かい合わせに抱いて、抱き締めながら、
「ねぇ。お母さん、読んじゃったのは悪かったと思う。ごめんね。もうそのことは許して。許してくれる?そうじゃないと悲しいよ」
と何度か話して、やっと頷いたAmi。
「じゃあ、今日はどうする?続きをAmiが読んでから寝る?」
そうするということで、話はまとまった。

「でもね、Amiちゃん。このくらいのことで、いちいちそんな風に怒ってたら、大きくなって困るよ。お母さん、Amiが大好きだから、大きくなって困らないように、こうやって言うんだよ」
と話した。

電灯をつけ、眩しさに目を慣らすのに手間取り、更には、すんなりサラッと読んでしまえるほどには納得できていないというか、そうしたのでは格好がつかないのか、チンタラ、しげるが守れなかった17個の約束をAmiは読んだ。

私に譲ったつもりなのか、前後の説明は、仕草でお母さん読んで、と、私に読ませてくれた。

う〜ん。このこだわりは、なんなんだろう?

外で親のいないところではこんな風にゴネたりしないのはわかっている。でも、同じような気持ちになって、不当な我慢をしている気分になっていることは、多いだろうなぁと思う。

引っ掛かるのは、なんなんだろう?
とにかく、思った通りにならないことに腹が立って、どうにも気持ちの切り替えがつかないのだろうか。親の私が、この不機嫌を我慢するのは難しいことではない。

外では我慢しているから、家では受け止めてやるべきなのか。

今日みたいに、言い聞かせる試みを続けるべきか。続けたら、わかってくれる日がくるんだろうか?

それとも。

ここで、引っ掛かるのだ。今度は私が。

例の親学だとか、親の愛情不足で発達障害だとか。

もっと小さいうちに、こういう傾向に気づき、ここまで頑固にならない芽のうちに気づいて、適切な働きかけをしていれば。こんな風にこじれることは、なかったんだろうか、と。

でも。
そんなの、誰が教えてくれるんだ?自然にわかることじゃないよ?伝統的な子育て?どこにそんな環境あるわけ?

ここは名古屋。条例案が出たのは大阪だけど、「親学」は、市が関わるイベントのときには、必ずブースがあった。そこには発達障害の説明なんてなかったよ。

眠い時間に我を通すために、5歳児が頑固に20分も不貞腐れ続けるというのは、やっぱり、尋常なことではない。

どうしたらいいんだろう?
何故、一人きりで悩まなくてはいけないんだろう?
posted by プルーン at 00:22| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | こだわり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

こんなはずでは……の連続 育てにくい子

待望の赤ちゃんを授かって、愛情たっぷりに育てようと、育児書や母親学級などで目一杯勉強したりして、ワクワクしていたお母さんは多いと思う。

たぶん。たぶん、その中の100人中98〜99人のお母さんは、きっと、慌ただしくも幸せな子育てができるんだろうな。いわゆる、定型発達のお子さんが生まれたら。

でも。

考えてみれば、Amiは生まれたその日から違ったんだと思う。

そして、いろいろ予備知識を仕入れていた分だけ、私は苦しむことになった。しかも、その原因は、ご丁寧に、子育てに親が悩みすぎないようにとの配慮から付け加えられるのであろう、決まり文句にあった。

「発達には個人差があります」

どこからどこまでが個人差なのか、わからない。

赤ちゃんを育てるのが大変なのは当たり前という認識もあり、どこまでが普通の大変なのかわからなかった。

生まれた直後から、いろいろ大変すぎたんだと、発達障害、自閉症スペクトラム(ASD)の知識を得た今は推定できる。

でも、当時は、誰もが耐えているというより、喜んでこなしている育児を、辛く思ったり、耐えられないほど大変に感じたりするのは、ひとえに自分の母親としての資質の問題だと思っていた。

Amiはまず、おっぱいに吸い付くのが下手な子だった。

それから、あまり眠らない子だった。

よく泣く子だった。

初産のお母さんが、こんなふうに誰かに言ったって、相手にはしてもらえない。

だんだん上手になるのよ。
(だんだんといっても、1週間も2週間もかからないと思う)

「赤ちゃんは、まとめて寝ないのよ。」
でも、昼間に1,2時間くらいは眠るよね。
Amiは10分か15分しか眠らないですぐ起きる。
1,2時間まとめて眠る日も、たまぁにはあったけど、いつ起きるかと、いつもビクビクしていた。
夜も8時に寝かしつけを始めても、寝付くのに1,2時間かかった。そしてこれは育児書通り、3時間おきくらいに授乳に起きた。朝も7時くらいには起きていた。

これも、睡眠障害で説明がつく。


「赤ちゃんは泣くものよ。」
目が見えるようになったら、洗濯物が風にはためくのを眺めたりして、一人でおとなしくする時間も「少しは」できるって新生児訪問の保健師さんは言ってたけど、Amiは目覚めてるとき――ほぼ日中ずっと――私がそばにいて、しかも相手になっていないと泣いていた。つきっきりであやしたり、抱っこして一日を過ごした。

これも、育児指導の弊害だったりする。

「赤ちゃんが泣くときは、何か理由があります。お腹が空いている、おむつが濡れている、服の着心地が悪い(どこかタグや縫い目でチクチクする、ただ構ってほしい。理由を探して、見当たらなければ、甘えたいのです。抱きグセがつくなんて心配しないで、満足するまで抱いてあげましょう。それが自立を促します」

これを実践しなければばらないと思い込んだ私は、5分でも、いえ、1,2分でも泣かせたままにすることができなかった。

泣かせたままにするなんて、鬼のような親のすること、と思い込んでしまったのだ。

「昔の親はおぶって何でもしていた」
と言われるけど、腰が座るまではおんぶはやめたほうがいいと保健師さんに言われたし、腰が座る頃には、疲れはてておんぶする気力はなくなっていた。

このよく泣く、というのも、何かの感覚過敏があって、怯えていたのかもしれない。

もう一つ、Amiはお風呂が異常に嫌いだった。
服を脱がせた瞬間から、お風呂に入って、体を洗い、拭いて服を着せるまでの間、一時も休まず、号泣し続けた。
こちらも裸になるのがすごく不安だとか、お湯に触れると痛いとか、何か感覚過敏が関係していた可能性もある。

これについても、保健師さんが何度も話を聞いてくれたものの、解決はできなかった。お風呂の温度を変える、興味を引くおもちゃを使うなど。
結局、無駄だった。

ただ一つ、この保健師さんが言ってくれたことで、救われる思いをしたことがある。

「この子は手のかかる赤ちゃんだわ」
完全に理解されたとは思わなかったけれど、私の努力不足ではないことを認めてくれたように感じた。少し、肩の荷が下りた。

保健師さんや赤ちゃんのお母さんの話は、親身にに聞いてあげてください。
posted by プルーン at 01:51| 愛知 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 育てにくさ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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